しずかな横顔

とつぜんですが、嵐ちゃん一番最初の台北でのコンサートの帰路、飛行機が一緒でした。
もう何年前になるのかな。
ちなみにANAでした(笑)
ビジネス、とばっきり分かれてるわけでもなく、まぁカーテンはあったんですが、程度の仕切りで、私はエコノミーの前の方の席にいたので、離着陸でカーテンが開けられている間は、全員の頭がちょこっと見えるくらいの雰囲気でした。

スタッフ入り乱れて5人の席はばらばらで、ニノは一番前の真ん中(シート並びは確か2-2-2…多分…2-3-2だったかも…)の左側にいて、すーっと入ってきてすーっと座って、後から入ってきた潤くんが何故か席に迷ってウロウロしている間中「こっちなんだけどな…」という顔をしつつ潤くんを見ていて、ウロウロしていた潤くんが気づいた瞬間「そうそうこっちこっち」みたいな顔をして、ニノの隣の席に潤くんが座りながらニコニコと話しかけていて(雰囲気的に「迷っちゃったー」的な感じ)、なんといいますかもう「かわゆい!」以外に言葉がございません、という話ではありました。

その、飛行機の中で、ものすごいたくさんニノの腕と横顔を見ました。離着陸の間、だいたいみんな寝ちゃって頭も見えなくなるような状況の中、腕を伸ばしてみたり、肘掛に頬杖をついて、体ごと顔を席の向こうの窓に向けていたり。
着陸するまでの間、10分以上、ずーっとその、体ごと横に向けて片腕で頬杖をついていて、機嫌が良いようでもなく、不機嫌なようでもなく、ただ、ずーっと窓の方を見ていました。
今思えば、離着陸中はゲームできないからヒマだったんだよね、ってゆー…。

その、頬杖ついた雰囲気がとても、なんというか、「静かな佇まい」で、ずいぶんと年数を経過した今も、その横顔を妙によくおぼえています。

機嫌が良いようでもなく、不機嫌なようでもなく、ただ「あ、どーも」みたいな感じでそこに佇んでいるような子が、「今日から嵐なんで」と言い出し、ドームでスイッチ入れて「いらっしゃいませー!」と言い出し、すぐ切れちゃうんじゃねーかと思ったスイッチは今現在まだ入っているようで、いやあの昔のやる気なーい感じのあれはあれでよかったと思うよーとかも思ったりし、しかしにのみー(誰)の「求められることに応える力」みたいなものは尋常じゃないので(しかも求められることを正確に予測ができるというところが秀逸)、その力を猛烈に発揮できる職業についていることは間違いなく、それはそれでよかったのかもしれないとも思ったりして。

ワクワク学校の当日にお誕生日がやってきて。
ニノママが、お手紙を書いてくれて。
「貴方」という書き方をしていたのが、ニノに合っている、というようなことを翔ちゃんがゆっていて。
私が思ったことは。
ニノママは、その当日の公演が2公演あるということで、2種類、違う内容のお手紙を書いてくれたというのです。
それはものすごくはてしなく、嵐のやること・やりそうなこと、を、理解してるんだなー、と。
お誕生日に2回公演ならば、1回ずつ、違う方法でお祝いをする。
それをずっと昔からやってきて、そういうことをやってきた人たちの中にニノがいるということを、あたりまえだけど、理解しているということなのだ、と。
そんなことを、思ったりしました。

おたんじょうびおめでとう。
何度も書いてる気がするけど、貴方が嵐にいるうちは、まだまだ、大丈夫だと、そんなことをずっと、かんがえています。