よしたかさんの話したい。
2016年の夏、よしたかさんは、ふうまくんのソロ@TDCに出ていた。
中2的エモさの波状攻撃で有名(有名だよ!)なふまソロ、この年のメンバーは、樹、慎太郎、北斗、森継、原、目黒。ほんとは、北斗じゃなくて寺西だった。「タイミングが」合わなくて、結局寺西は出られなくて(怪我だったという話だ、同タイミングの嵐アリーナツアーも途中でとみけんにチェンジしている)、急遽、北斗が呼ばれていた。
この年、MCで質問コーナーをやっていた。客席から質問を受け付けて、全員で回答する。MCは、プールサイドにあるみたいなプラスチックチェアーとか、ベンチとかを横一列に並んで、各自ジュースとか飲みながら進行するスタイル。話に熱が入った目黒が立ち上がった勢いで足元のジュースこぼして、わぁぁぁってなってるのを北斗が拭いてくれながら、今おまえのターンだからしゃべってていいよ、って優しく言ってくれてる最中に、「目黒のターン!ドロー!」とか始める樹とふうまがいる、みたいなMCだった。
「勉強が苦手。どうやったら勉強できるようになりますか?」
たしか、そんな質問だったと思う。
よしたかさんは、この質問に対し、ものすごーーーく考えていた。
ものすごーーーく考えてから、「勉強は、勉強ということではないと思う」というようなことを、真面目な顔をして言った。
「たとえば、犬が好きだったら、犬の種類は自然に覚えると思うんですよ」
そんな例えを、真面目な顔をして、言った。
今文字にすると意味は通るんだけど、その場ではちょっと唐突感があって、客席で聞いていた私は、あぁぁぁそこは原ちゃん、Jr.の名前はすぐおぼえられるでしょ、っていう話にしたらすごくわかりやすいと思うぅぅぅ!…って、内心で応援していた。
結局、この回答はうまく客席にも質問者にも伝わらなくて、さっと回収されていった記憶があるけど、好きなことなら覚えられる、ということを言いたかったんだろうな、という原ちゃんのその、姿勢、みたいなものが、今でもわりと強く印象に残っている。
勉強はイヤイヤやるのではなく、そのことに興味を持つこと。
そういう、なんというか、根源的なものを追求する姿勢、というか。
全部に対してそういうことではないんだろうけど。弱いところも、そうはできないところもたくさんあるんだろうけど、そうあろうとする姿勢、というか。
ふまソロオーラス、サマリー後の一発芸、ふうまが原ちゃんを指名して原ちゃんが前に出てきたんだけど、それとほぼ同時にふうまをつかまえつつ原ちゃんをさりげなく後ろに回しつつ、入れ替わらせるようにして「最後だから風磨!」ってやった樹が樹すぎて樹だった。樹がそこにいる意味がありすぎた。
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月17日
視野が広い、わけではない、と思う。この時、オーラスだから、何やろうって、よしたかさんはすっごく考えてた。考えながら前に出てきたところで、樹がすっと回収してくれた。おまえじゃないぞ、と。ここはふうまだぞ、と。(まぁ、よしたかさんを指名したのはふうまくんなんですけどw)
よしたかさんは、すごく考えるし、すごく考えた結果として視野が広くない時があって、それを周囲に回収してもらった時、「あっ…」て顏して、すぐに反省してる(ように見える)。
その瞬間の物事の受け止め方、が、真面目というか、率直だなぁ、という印象がずっとある。
決起集会で海行って写真撮ったら、原ちゃんの手が写ってない写真が撮れちゃって、原ちゃんが帰りの車で無口になるくらい気にしてたら、目黒くんがその写真を大学の先生のとこに持ち込んで心霊写真かどうか見てもらった、っていう話の何もかもが尊い
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月11日
これとか。
昨日夜は、ふま樹原ちゃんでごはん。原ちゃんが、ふうまくんの印象が変わった、今から終わるのが淋しい、みたいな話の流れで、最後の曲を袖で聞きながら泣いちゃう、って言いながら半泣きで
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月14日
「目黒がカッコイイんすよぉぉ」
ふま樹は、原ちゃんの両サイドから背中さすってあげてたってw
これはね、この話の前に、ふうまくんにそんなに良い印象もってなかった、っていう、超率直な話を、超真顔で、超落ち着いたトーンで若干床見ながらしてた、っていう前置きがあってw
でも、始まる前にふうまくんが、決起集会だ!って全員で海行ったり(安井くんも来たっていうやつ)したことがボディブローのようにきいてきて、今は終わりたくないって思ってる、っていう話だったんすけど(ふまソロ名物決起集会、舞台裏も青春が炸裂している)。
決起集会の海でボディボードにつかまりながら寝ちゃって流されかけた原ちゃん。
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月13日
みんな心配したって言うけど「心配してくれたの目黒だけじゃないっすかー!」
目黒くんは波打ち際から「はらー!はらーーっ!」て叫んでてくれて、誰かが「シンメ愛だな」てゆってたw
↑その決起集会で流されかけているよしたかさんw
原ちゃんが何回かリハ入れなくて、次のリハの時に早く入るから誰か付き合ってくれませんかって連絡したら、みんな、やだーとかゆうんだって。
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月14日
めぐさんも無理とか言いつつ「あのゴリラのために早く入ってやるかな!」つって、原ちゃんのためにめぐさん早く入るんだって…それを樹がゆってくれるの…
そして真面目。
2人は「はらめぐろ」って呼ばれてたもんね、って言われて、原ちゃんがとつとつと、目黒とずっと一緒にやってきたけどここずっと離れてて、久々に一緒になったらすごいかっこよくなってて…って言うねん…
— ぶん (@bun_tem) 2016年8月14日
そして素直。
あのさ。
Jr.ユニットの誰かが抜けるって噂が、ばーって広まったのって、2月くらいだったよね。もう、記憶が薄いけど。
私さ、あ、これはもうガチだ、もう戻ることはないわ、って、最初に思ったの、よしたかさんの2月の更新の時なんだよね。
言及しようと思ったら、絶対言及できるんだもん。有頂天、全員で見に行ってたわけだし。でも、そうとは気づかせないままに、スクアッドのことだけを書いていた。スクアッド稽古のことで書くことがたくさんあって、そのことまで入らなかった、そんな雰囲気を漂わせながら、でもこれは絶対に意識的に書いている、と、思った。
あ、これは完全にあの噂はうちのことだわ。もうだめだ。戻らない。話は覆らないわ。
よしたかさん、これは、……怒ってる、よな。
意識的に言及しないくらいには、怒ってる、よな。
そのあと、めぐさんの連載で、うぎょぎょぎょこれは次のめぐさんの連載までに動きがあるってことじゃねーーーーーかと思い(この時はそう思ったけど、何事もなくスクアッドが幕を開けたのでちょっと油断したんだよな…スクアッド終わってからだと思ってしまったんだ…)、やまりょちゃんの連載の時点で、なんというか、一気にあの噂は宇宙の話だ、みたいな、この話オモテでしてもいいよ!みたいな、そういう流れになったのちょっとおもしろかった(いやおもしろくはないが)。ズバリ書いてるわけじゃ全然ないのに、やまりょちゃんの更新をもって情報解禁、みたいな流れになったのおもしろかった(いやおもしろくはないが)。
そんなこんなで、4月。
よしたかさんの、更新。
よしたかさん、こっちの想像以上に、怒ってたよねwww
いや笑いごとではないのだが、今もっかい、多分リアルに30回目くらいに読み返したんだけど、やっぱりすっごい怒ってたwww
怒りたい。
ぶっとばしたい。
ふざけんなって言いたい。
それ、全部、やってくれてた。
(…もとい。ぶっとばしてはいないw)
しょーちゃんがね、抜けたがってたのは本当だと思うんだ、それは見てるこっちにも、なんとなく伝わってくるほどに。それでもなんとか、17年の付き合いだっていって、この表現がいいのか悪いのかわかんないけど、3人ともだましだましやってた部分もあったと思うんだ(多分この表現はよくない!w)
それでまぁ、何があったのかは知らんけど、永遠にどういうことだったのか、それはどれだけ説明されたとしたって、実際その現場に立ち会っていたとしたって、正直よくわからないままなんだと思う。
誰が悪いわけじゃないんだっていうのは、そういうことなんだと、思った。
それぞれがそれぞれに我を通したっていうだけなのかもしれないし。
永遠に、わからない。
永遠に、なにがあったかなんて、わからないけど。
ただ、よしたかさんは、怒ってくれたんだな、って。
わたしは、言えないんだ。ふざけんな、って。言ってやりたいけど、言えないんだ。ただ、永遠に失ってしまったんだっていう、私は私の好きだったあの世界を、永遠に失った、ただそれだけの喪失感をずっと抱えていくんだと思う。
よしたかさんは、さ。今の子、じゃん。SNS時代を生きてきた、今の子、じゃん。
だからさ、あんな、率直に書いたらさ、どういう印象を持たれるかとかさ、わかんないわけないじゃん。
それぞれがんばりましょう!笑って送り出しました!って。
書いといたって、いいわけじゃん。
それでも、あえて。
書いてくれるんだなって。
ちゃんと、ふざけんなって、言ったんだ、って。
伝えようとしてくれるんだなって。
ふざけんなって言ってくれる人がいたんだ、って。
それは、私にとっては、うれしいこと、なんだよね。
抜けたがってたんだから、抜けるのはしょうがない、って、思っちゃったから。
それはそうじゃないんだって、しょうがないことなんかじゃ全然ないぞ、ふざけんなって話だぞ、こっちがあきらめてどうするよ、って。
私が信じたものを、信じてその中にいてくれる人がいたんだ、って。
それは、希望、というものなのではないか、って、思った。
スクアッドでさ。
ウルフが、育ててくれた9歳の女の子とのことを回想しながら、「楽しかったよ」って、言うじゃん。
あれがさ、すっごいすっごい、好きでさ。
「楽しかったよ」って。
あれを聞くたびに、私は、永遠に失ったもののことを、「楽しかったよ」って思い出してたんだけどさ。
よしたかさんは、それじゃダメだって、教えてくれたよね。
「楽しかった」にするのは、これからなんだ。
まだ終わっちゃいない。
満月じゃない夜に、ビルに浮かぶ窓を見上げて、月見をしながら、乾杯するんだ。
殺風景だっていいいんだよ。本物の月じゃなくたっていい。それでも、こんな都会で月見はできる。乾杯する相手は、5人もいるんだぜ。
お楽しみは、これからだ。