ライナーノーツ 11月14日
連帯責任で解散だと新聞に出た時に、消えろって言われてんだなって思ったのね。
それが事実であろうと事実でなかろうと、全部山本さんの責任です、ほかのひとはかわいそうなだけです、って新聞にどかどかと載って、でもそれは山本さんだけに向けられてるわけではないわけですよ。
こういう形で公式に新聞に載ることで、山本担、という人種に対して、消えろって言われてんだなって、私はそう受け取った。
私はね。生粋のネガティブなので。
そのあと、何のフォローもなかったから、あっこれは本格的に消えろって言われてんだなって受け取った。
ほかのひとはかわいそうなだけです、石は山本くんに投げればそれでよいです、よって山本担という人種も石を投げられた上で消えてください。
そう受け取った。私はね。
私はね、生粋のネガ略。
事務所から契約解除されたのは、解雇になったのは、私自身だったんだ。
そう私は受け取ったので、全部辞める、っていうことにしました。辞める、っていう意思表示をしたかった。消えろって言われたから消えました。以上です、という話。
昔、活動休止ってなった時、私も田口担に消えろって言ってたんだろな。言ってないけど、言ってたとおんなじだったんだろうな。全然、思いいたらなかった。だめだったな。
それを体感できただけでも、よかったかもしれない。私自身のためには。もう人生折り返してて、猛烈に反省することとか、もうあんまりないだろうから。
そんなことをぼんやり考えていました。
まあ、Theyの形じゃなくなってからは、うれしかったこと以上に、つらかったり悲しかったりすることが巨大すぎて、自分的にもう自分の中でジャニーズを肯定しきれなくなっていたので、もう肯定しなくてもいい、もう離れていい、もう今のシステムの中で順応しなくていい、っていうのはちょっとラクだなって感じはあったかな。
事務所はふぉ~ゆ~を2つ作る気はないんだ、ということがはっきりしてから、宇宙に未来はないことは100も承知だったので、ぜーんぶ山本くんただ1人のせい、ってなったのは、本人としては本望じゃないのかなって思ったりはした。まあ本人的にはそうでもなかったっぽいことは後々判明するんですけどw
でも、終わり方としては、あきらめてリタイアされるよりよかった。綺麗事にされるよりよかった。それは今でもほんとにそう思う。自分から手放すことは、当人には絶対にできなかっただろうから。
わたしも解雇になって、消えろって石投げられて、事務所と契約解除になった。
そうと思わず今まで人に対して石投げまくってたんだなって反省した。
消えろと言われたから消えて、すっきりして、ぼんやりしていた。
そうしたら、何より誰より本人が、消えなくていいと(そうは言ってないけどw)ここにいると出てきてくれた。
石投げられて消えろって言われて解雇されて契約解除になった私にも見えるところにあらわれて、ここにいる、と意思表示してくれた。
全部から捨てられたのに、石投げられて捨てられたのに、何より誰より本人が、捨ててない、って出てきてくれた。
私、生きてていいのか。
消えなくていいのか。
生きててもいいんだ、もしかして。
それが、11月14日の、話。